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【原神 RMT】プレイレポート。広大な世界の冒険と属性バトルが楽しいオープンワールドアクションRPG


PC版【原神 RMT】プレイレポート。広大な世界の冒険と属性バトルが楽しいオープンワールドアクションRPG

miHoYoは2020年9月28日,オープンワールドRPG原神 RMTPC / PS4 / iOS / Android)の正式サービスを開始した。本作は「テイワット大陸」と呼ばれる広大な世界を舞台に,「旅人」である主人公がさまざまな冒険をしながら,生き別れとなった兄妹を探す旅に出るアクションRPGだ。
 

画像集#001のサムネイル/PC版「原神」プレイレポート。広大な世界の冒険と属性バトルが楽しいオープンワールドアクションRPG


 本作はオープンワールドを舞台にする作品ながら,PCやPS4はもちろんiOSやAndroidなどのモバイルデバイスにも対応した,幅広いマルチプラットフォームの作品となっている。
 また,PC,iOS,Android間では「プレイデータ(ゲームの進行状況)の共有」も可能で,マルチプレイはPS4を含めクロスプレイに対応しているので,文字通りプラットフォームの垣根を越えているわけだ。さらに,ゲーム自体は基本プレイ無料であるため,興味が沸いたのならば今すぐにでも始められるというのも見逃せないところだろう。

 今回筆者は正式サービス開始と同時にPC版をプレイしてみたので,そのレポートをお届けしたい。同時にAndroid版にも触れているので,「PC版のデータをAndroid版にそのまま引き継いで再開」という,本作ならではの進め方も試してみた。家の中でも外でも本作を楽しみたい人は,参考にしてほしい。
 

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謎の神に肉親と力を奪われ,見知らぬ世界「テイワット大陸」へ飛ばされた「旅人」。かわいいマスコット「パイモン」と共に,なくしたものを取り返す旅に出よう


 原神 RMT本作の舞台は,「テイワット」と呼ばれる架空の大陸。物語は双子の「旅人」の片割れが,この世界に飛ばされてきたところから始まる。

 本作の主人公である双子の兄妹「旅人」は,元々特殊な力を持ち,いくつもの世界を渡り歩く不思議な存在だったようだ。だがある世界を抜けて別の場所に行こうとしたとき,突如謎の女神が現れふたりを攻撃し,双子は謎の物質に囚われて生き別れになってしまう。プレイヤーはこの双子の兄妹のどちらかを選び,ゲームを開始することになる。
 

旅を続けていた双子は,なぜか突然“神”に襲われてしまう。プレイしたい方に名前をつけてゲームを開始すると,もう片方は行方不明に。ちなみに名前自体はゲーム中,いつでも変更可能
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 プレイヤーの分身となった「片方の旅人」が目を覚ますと,そこは神と戦った天空のような場所はまったく違う,自然溢れる巨大な大陸だった。本来の力を失い,また“片割れ”がどこに行ったかも分からないままだったが,旅人は道中で出会った「パイモン」という妖精のような存在と共に,この大陸を旅して回ることを決意する。いなくなった兄妹がここにいると信じて。
 

ひょんなことから出会ったらしい,マスコット兼ナビゲーターの「パイモン」(左)と,ゲーム開始後すぐに仲間になってくれる西風(セピュロス)騎士団のアンバー(右)。序盤は次々と仲間が増えるので,パーティメンバーの心配はしなくて大丈夫
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 さて謎多き導入で始まる本作だが,ゲームの基本は三人称視点のアクションRPGだ。プレイヤーは前述の「旅人」や途中で仲間になるキャラクターを操作しつつ,オープンワールドのテイワット大陸を冒険していくことになる。大陸は山あり谷あり,湖あり,都市あり,そして遺跡ありとバラエティに富んでおり,十分すぎるほど探索のしがいがある。グラフィックスはアニメ調なのでバリバリのリアル系ではないが,全体的に美しく,いろいろと寄り道しながら歩き回るのも楽しい。

 フィールドやロケーションは,進行状況などによりロックされていたり進めない場所もあるが,基本的に「あの山に登ってみよう」などと思った場所へは実際に行ける作りとなっている。断崖などもスタミナを消費してクライミングが可能なため,移動の自由度はかなり高め。また序盤で入手できる「風の翼」を使用すれば長時間の滑空ができるため,高所にいるときはかなり大胆な移動ができる。フィールドの各地にあるワープポイントを1回訪れれば,そこへいつでもファストトラベルが可能なので,移動に関するストレスはかなり少ない印象だ。原神 RMT
 

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例外もあるが,基本的にはオープンワールドらしく“視界に入る行きたいところには行ける”システム。序盤で入手できる風の翼は,わずかにスタミナを消費しながら非常に遠くまで滑空できる便利なアイテムで,探索がはかどる
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スタミナさえあれば崖を登ったり,水辺を泳いだりというのも楽々。特に壁は直角でも登れ,さらにジャンプと併用することで移動速度も上げられるので,回り道をしなくて済む場合も多い
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 フィールドの各地には料理や装備の強化に使う材料が落ちているのはもちろん,魔物の巣や「ヒルチャール」と呼ばれるゴブリンのような敵の拠点が各地に用意されていて,それらを一掃すると封印されている宝箱が入手できる。これにはランダムで装備や素材などが入っているため,クエストがなくても,ついつい寄り道したくなる。
 それ以外にも,一定時間内に前述の風の翼で指定の場所へ到着することを目指すレースのようなミニゲームがあったり,「神の瞳」という集めるとステータスアップができるアイテムが隠されていたり,後述する元素属性で動く仕掛けが各所にあったりと,大小さまざまなアクティビティがフィールド内に用意されている。なので,目的なくそこらをウロウロしていても,暇になることはないだろう。
 

敵集落や特殊な仕掛けに隠された宝箱,料理などのクラフト用の材料,風の翼を利用して指定の場所に移動するアクティビティなど,フィールドには色々なものが用意されているので,寄り道には困らない
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 ゲーム自体は「任務」と呼ばれるクエストをクリアする形で進み,メインとなるクエストをこなしていくことで,ストーリーも進行していく。もちろん進行に直接関係ないサブクエストもあり,基本は好きな順番で進められる。選択した任務は,クエストマーカーとしてマップに表示されるほか,誘導用のナビもあるので迷うことはないだろう。クリアのあかつきにはもちろん,アイテムや経験値などの報酬が用意されている。
 また規模は小さめだが,タイミングや場所によりランダムクエストが発生することもある。
 

クエストである任務のクリアのほか,秘境と呼ばれるダンジョンをクリアしてもレアな報酬が手に入る。レア度が高いアイテムは普通にドロップする可能性は低いので,こちらに期待しよう
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属性が重要なアクションバトルは一見複雑だが,慣れると戦略的な戦いが可能に。キャラのレベルアップや装備の強化で,さらなる強敵に挑もう


 原神 RMT記事の冒頭でも触れたが,本作はアクションRPGなので,バトルに移行するタイミングも完全にシームレスだ。攻撃やダッシュやジャンプ,そして後述する属性攻撃がボタンごとに割り振られていて,敵の攻撃をかわしながらコンボを叩き込んでいく。

 もちろんイベントなどを除けば,戦うかどうかはプレイヤーの自由なので,面倒ならスルーしても構わない。敵も味方もレベル制となっており,相手が同等~各上のレベルになるほど倒しにくくなる。

 キャラクターのレベルアップは,直接キャラクターに経験値が追加される場合もあるが,基本的にはストック可能な“経験値アイテム”を消費して,任意のキャラのレベルを好きなタイミングで上げられる仕組みだ。
 ステータス画面からレベルアップを選択し,消費する書とモラ(お金)をにらみつつ,強化を行う。つまり,とにかくお気に入りのキャラを優先的に上げる手もあるし,まだ見ぬ未加入の仲間のために経験値をとっておけば,加入直後に即戦力まで強化することもできるわけだ。
 

レベルアップには経験値アイテムとお金が必要。とはいえ普通にプレイしていればこの2つはどんどん入手できるので,そこまでケチる意味はあまりない
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 本作では最大4人パーティ+α(イベント時など)で冒険するのだが,一度に操作できるのはひとりだけで,残りのメンバーとは入れ替え式になっているのが面白い。複数のプレイヤーキャラが同時に登場するのは,後述するマルチプレイ時のみ。とはいえ,キャラの入れ替えは1ボタンで瞬時に可能で,クールダウンタイムも短い。装備できる武器の種類だけでなく,それぞれが持つ“属性”も異なるので,リアルタイムで切り替えていくのがとても重要な戦略の1つになっている。
 

手持ちのキャラクターで好きなパーティを組めるが,同時に操作できるのはひとりだけ。切り替えは頻繁におこなうことになるので,早めに操作に慣れておきたい
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 本作には一般的なRPGと同じく炎や氷といった属性があるが,これは単に「氷系の敵は炎に弱い」といったクラシカルなものではない。ゲーム内には炎,氷,雷,岩,草,雷,水と計7つの「元素」が存在しており,それぞれが一定のルールに基づいて,相互に影響を受けるようになっている。

 例えばゲーマーにおなじみの「水系は(電気を通すので)雷に弱い」というルールは本作でも通用するが,元々水系の属性を持っていない相手でも,水辺や雨などで濡らして「湿潤」状態にしてしまえば,雷の影響を受けるようになる。具体的には「水+雷=感電」という状態になり,効果が出ている限りは継続的に雷のダメージを受け,実際に画面にもその効果が表示される。
 

敵スライムの上に結晶のマークがあるが,これは氷元素の影響下にあることを指している。この敵は元々そういった属性を持つタイプだが,例えば氷属性で攻撃すれば普通の盗賊などもこの状態になる
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炎を利用して草原や敵の木製シールドを燃やしたり,さらに風属性で炎を一気に広げたり,地形や天候で付与される属性を利用したり……など,工夫の余地がたくさんある。各キャラクターの固有能力を活用しよう
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 さらにそれぞれ仲間になるキャラクターは,固有の属性とそれを発揮する技を持っている。例えば,序盤に仲間になる剣士「ガイア」は,武器こそ旅人と同じ片手剣だが,所有属性は氷で,例えばフィールド上の川や湖を凍結させれば歩いて渡れる。さらに戦闘中は,湿潤(水)状態の敵を凍らせて動きを止めたり,燃えた(炎)相手に氷をぶつけて「溶解」状態を発生させて追加ダメージを与える,といった戦い方ができる。
 

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 これらの「元素反応」は,前述のような比較的分かりやすいものもあるが,例えば「氷+雷=超伝導」や「炎+雷=過負荷」などあまりなじみがないものもあり,最初は複雑に感じるだろう。だが,慣れてくると有効な元素反応が自然と理解できるようになり,戦術の幅が広がるため,戦闘がグッと楽しくなってくる。
 例えば強力な盾を持つ敵は直接攻撃だとダメージをほとんど与えられないが,盾が木製なら炎で燃やしてしまえばいいし,目立つ弱点がない敵も最初に雷属性を持つキャラで元素を付与しておけば,後は炎や氷で攻撃するだけで追加ダメージを狙える……といった塩梅だ。

 序盤のコツとしては,2つほど有効な組み合わせをとりあえず覚えておき,戦闘開始と同時にまずそれを敵に叩き込む,といった感じで進めると良いだろう。とくに主人公は風属性の攻撃で「属性を広範囲に拡散する」という戦い方が可能なので,有効な場面が多い。仲間のアンバーの炎攻撃など,「とりあえず炎を見たら風で広範囲に広げる」といった感じでも,結構なダメージを与えられるからだ。
 ただ,元素を活用してくるのは敵も同じで,凍らされて動けなくなったり,攻撃ばかりに集中していて思わぬ大ダメージの反撃を受けたり,なんてことも珍しくない。元素の扱いに少し慣れてきたら,敵の属性攻撃にも注目してみよう。
 

地形を凍らせたりと便利な場面も多い氷元素だが,敵にうまく使われてしまうとこちらが凍ってしまうこともある
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 能力強化は,前述のキャラレベルを上げる以外にも,「武器」「聖遺物」「七天神像」など,いろいろな方法が用意されている。武器や聖遺物もそれぞれランダムでランクや能力が違い,さらに合成などで強化が可能なため,アイテム集めにも熱が入るだろう。とはいえ,キャラも装備も最初はレベル制限が20であるため,かなりあっさりと上限に達してしまう。
 

「聖遺物」とはセットで効果が発揮されるアクセサリーのようなもの。例えば「冒険者」を揃えればライフが増加し,「医者」なら治癒効果が向上したりする。2セットか4セットで効果が発揮されるが,装備できるのは5つなので何を選ぶか悩ましい
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「七天神像」に触れると周囲のマップが解放されるだけでなく,ファストトラベルポイントとして機能するようになる。体力の回復も可能で,さらに特定のアイテムを奉納すればステータスがアップするなど拠点に近いので,新しいエリアに来たら,まずはここを目指そう
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 これらの上限を突破するには,「冒険ランク」を上げる必要がある。冒険ランクはゲームの進行度を表す数値のようなもので,任務の達成や「秘境」と呼ばれるダンジョンのクリアなどで経験値がたまり,自然と上昇していく。原神 RMT
 ランクが上がるとそれだけで報酬を得られるほか,メインのストーリーを含め一部の任務は冒険ランクが一定の値にならないと始められないので,そういった点でも重要なものだ。できることが少なくなってきたら,まずは冒険ランクを上げる手段がないか確認してみよう。
 

冒険ランクは文字通り,探索や依頼の達成といった冒険で上昇していく。これでロックされている要素も多いので,キャラクターの強さより重要なことも
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基本的にはソロプレイを前提とした作風だが,最大4人でのマルチプレイが可能。違和感の少ないプラットフォーム間の移動は,少し感動的


 原神 RMTは基本的にソロプレイを前提とした作品だが,前述の冒険ランクを16まで上げると,マルチプレイ(Co-op)がアンロックされる。任務の進行時などを除き,いつでもマッチングが可能で,マルチプレイのメニューを選ぶと,接続できるプレイヤーの一覧がずらっと表示される。
 フレンドなどの特定のプレイヤーと接続したい場合は,固有のID(UID)を教えてもらってから検索する仕組みもあり,一部のダンジョン(秘境)ではオートマッチングも利用できるが,レベル差を補正するような機能はないようだ。
 

マルチプレイがアンロックされると,ほかのプレイヤーとのマッチングが可能になる。パーティ編成はソロの状態と大きく変わらないが,当然自分以外はほかのプレイヤーが操作することに
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 マルチプレイでは操作キャラが参加人数分だけ増えるため,一気に戦闘が派手になる。ほかのプレイヤーによって状況は常に変わり,複数の属性攻撃がひっきりなしに飛び交うため,ソロのようにある程度自分で考えて元素反応をコントロールする,といった状況にはなりにくい。とはいえ純粋に手数が増えるので,基本的には進めるのが楽になるはずだ。

 プレイ自体は「ホストプレイヤーの世界に,ほかのプレイヤーが居候する」といった状態で,ゲーム自体の進行度などはホストの状況に左右される。宝箱などはホストしか開けられず,通常の任務を進めることもできないので,フレンドとのんびり世界を回ったり,前述のダンジョンのクリアを目指したりするのが,主な楽しみ方になるだろう。逆の言い方をすれば,本作の物語を進めるために,ほかのプレイヤーの手を借りることはできないので,自分のペースで進めればいい。
 

ソロプレイ以上に元素が飛び交うマルチプレイの戦場。属性がほかの人と被ってしまうと,思った以上に敵に手こずる場面も
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 また冒頭でも触れたが,原神は基本プレイ無料の作品であるため,課金要素が存在する。メニューにある「祈願」がいわゆるガチャのことで,ランダムでキャラや武器が入手できるという仕組み。
 武器に関してはランダムドロップやクラフトで入手できるが,基本的にキャラクターは祈願で入手するのがメインとなるようだ。とはいえ,ストーリーを進めるだけでも基本属性を持つキャラクターは仲間になってくれる。
 

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祈願を実行するとランダムでキャラクターか武器が入手できる。武器だけでなく,キャラクターそのものにもレア度が設定されているようだ
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 課金システムは結構複雑で,基本的にメニューのショップで「創世結晶」と呼ばれるゲーム内通貨を購入し,それをいったん「原石」というリソースに交換したうえで,それをさらに「出会いの縁」や「紡がれた運命」という祈願用の消費アイテムに交換する……という仕組みになっている。
 利用したい祈願ごとに消費アイテムが違うので,それに合わせて原石を交換する形だ。なお原石自体は依頼のクリアなどさまざまな場面で入手できるほか,ログインボーナスという形でプレイヤーに配られるため,回数はともかく祈願は“無料で回す”こともできる。祈願できるだけのリソースが溜まったら,「ノエル」というキャラが必ず入手できる初心者向けの祈願がおすすめだ。
 

初心者用の祈願をおこなうと確実に入手できる「ノエル」は,岩元素と両手武器を操る初期パーティにはいないタイプ
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 異なるプラットフォーム間のキャラクター(進行状況)の共有方法は非常にシンプルで,端的には「同じアカウントでログインすればいい」だけだ。例えばPCとスマホでプレイしたいなら,両方のデバイスに登録済みの同じIDとパスワードを入力するだけ。PC版でプレイした後にログアウトして中断し,スマホ版でログインすれば,ほぼそのままの形で再開することができる。デバイスを横断してそのままテイワット大陸の姿が画面に現れることに,最初は少し感動してしまった。
 

スマホ版のプレイ画面。グラフィックスのクオリティやバーチャルパッドの表示などを除けば,画面そのものに大きな違いはない
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 データが共有できる点でも推測できるかもしれないが,スマホ版もゲームそのものに大きな違いはない。3Dで構成されたオープンワールドのフィールドを自由に移動し,属性を考慮しながらキャラを切り替えバトルを行い,広い世界で探索や依頼を進めていく。プレイする端末にもよるが,グラフィックスも十分なレベルで,PC版と比べても極端に見劣りするといった印象もなかった。

 プレイして一番大きく感じた違いは,やはり操作関係だ。PC版はキーボード+マウス,あるいはコントローラを使用するため,繊細な操作が簡単で同時に複数キーの入力も楽に行えるが,スマホ版はタッチパネルを利用したバーチャルパッドでの操作なので,細かい操作や連打は難しい場面もある。
 本作はアクション性が高く,敵の攻撃を瞬間的にかわしたいような場面も少なくないため,個人的には物理パッドの方が操作しやすいと感じた。
 

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 とはいえ操作自体はタッチパネル向けに最適化されているので,画面上のアイコンはダイレクトにタッチできて直感的だし,弓を扱うアンバーは「常に弓を構えてチャージする」ボタンが別途用意されるなどの調節も行われている。
 本作には,「敵が射程距離に入ると,自動的にそちらに攻撃が発動する」というオートロックオンのようなシステムや,「キャラを前方に移動しっぱなしにしておくだけで,ぐいぐい地形を登っていく」といった仕様があるが,これはそもそも細かい操作が難しいタッチパネルでのプレイを前提としてのことだろう。
 

弓使いのアンバーに切り替えると,常にため撃ちをするボタンが表示される。画面のUIを押さえながら狙いを定めるのが難しいからだろう
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 全体の印象としては,スマホ版だから極端に操作しづらいとか,違和感が大きいということもないので,「家ではPCで,外ではスマホで」といったプレイも問題なく可能だ。グラフィックスやフレームレートは,(スペックにもよるが)PC版の方が高いものの,「モバイルゲームもここまで来たんだな」という感慨が湧いてきたのは事実だ。
原神 RMT
 

2020/11/1 10:12:46