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【黒い砂漠モバイル RMT】PC版 スマホ版 三


黒い砂漠モバイル RMT】PC版 スマホ版 三

●生活系コンテンツ

 黒い砂漠の特徴でもある生活系コンテンツ。「釣り」「採集」「伐採」「採鉱」は,PC版もスマホ版もほぼ同じ仕様で実装されている。それ以外の「料理」「錬金」「貿易」は,スマホ版独自のコンテンツ「領地」に集約されている。
 領地は,敷地内に建築物を建て,それらを増築するなどして発展させるというもの。ちょっと乱暴な例になるが,ブラウザゲームの「村ゲー」的なものと考えてもらえば,ほぼ間違いはない。

画像(022)PC版に続いてスマホ版も登場した「黒い砂漠」。2作品の特徴から,それぞれがどんなプレイヤー向けなのかを考えてみた
現在のところスマホ版に料理は実装されておらず,PC版のみのコンテンツとなった。PC版には領地こそないが,街に借りた部屋を自由に飾れたり,労働者と組み合わせることで製作施設として運用できたりする
画像(023)PC版に続いてスマホ版も登場した「黒い砂漠」。2作品の特徴から,それぞれがどんなプレイヤー向けなのかを考えてみた
こちらがスマホ版独自コンテンツの領地。領地内に建てた建築物でブラックストーンを精製したり,装備などを製作したりできる。領地民を雇うことで,採集や伐採などを行わせることも可能だ

 というわけで,一から十まで細かな違いを挙げていくこともできるが,今回は「黒い砂漠」の特徴的なところに絞ってみた。同じ「黒い砂漠」が舞台ではあるが,かなり別のゲームであることが分かるのではないだろうか。それを踏まえて,それぞれがどんな人向けなのかを考えてみた。


美麗なグラフィックスと打撃感のあるバトル,冒険を楽しみたいならPC版


 PC版で最もアピールしやすいところは,やはり美しいグラフィックスだろう。2018年8月にリマスタリングされたことで,とくに金属表現などはより本物らしい輝きを手にしている。それと相まって,個人的に最も気に入っているのが,“地続きでつながっている世界の広さと美しさ”だ。
 街と街が街道でつながっているのはもちろん,山も森も大砂漠も,そして海ですらシームレスにつながっていて,その先に何かがあることを疑わせない世界の存在感が「黒い砂漠」最大の魅力だと考えている。実際にそこへ行ってみて初めて分かる世界の確かさ,手探りで広大なオープンワールドを冒険する楽しさを体験したいなら,断然PC版がオススメだ。

画像(024)PC版に続いてスマホ版も登場した「黒い砂漠」。2作品の特徴から,それぞれがどんなプレイヤー向けなのかを考えてみた
画像(026)PC版に続いてスマホ版も登場した「黒い砂漠」。2作品の特徴から,それぞれがどんなプレイヤー向けなのかを考えてみた
どこへ行くにも自分で歩かねばならず(馬に乗ったり船に乗ったりできるし,自動移動も設定できるが,ファストトラベルはない)時間がかかって面倒だが,それも冒険の醍醐味みたいなものだ。なお,スマホ版は水中に入れず,また船なども未実装のようだ
画像(027)PC版に続いてスマホ版も登場した「黒い砂漠」。2作品の特徴から,それぞれがどんなプレイヤー向けなのかを考えてみた

スマホ版は,各拠点内を自由に動けるが,その拠点内への出入り口は決められているため,そこから逸脱できない。また,スライドなどで視点を切り替えられるが,実は上――空を見上げることができない。小さなことかもしれないが,この閉塞感は筆者の中で微妙なマイナスポイントとなっている
画像(028)PC版に続いてスマホ版も登場した「黒い砂漠」。2作品の特徴から,それぞれがどんなプレイヤー向けなのかを考えてみた

 広い世界の冒険を体験したいという人のほかに,派手で打撃感のあるアクションを楽しみたいという人にもPC版をオススメしたい。それというのも,スマホ版のバーチャルパッドとスキルボタンでは操作の誤爆が多く,アクションゲームとしてみると厳しいと言わざるをえない。
 PC版ならばキーボードやマウスなどの組み合わせで思い通りのアクションが繰り出せるし,なにより17クラスもあるので,様々なタイプのキャラクターを操作する楽しみもある。グラフィックス性能の高さを活かした派手なエフェクトで,迫力あるバトルをぜひ味わってみてもらいたい。

画像(030)PC版に続いてスマホ版も登場した「黒い砂漠」。2作品の特徴から,それぞれがどんなプレイヤー向けなのかを考えてみた
画像(031)PC版に続いてスマホ版も登場した「黒い砂漠」。2作品の特徴から,それぞれがどんなプレイヤー向けなのかを考えてみた


 

領地運営はスマホ版だけの面白さ。いつでもどこでも遊びたいなら「黒い砂漠MOBILE」がオススメ


 スマホ版の最大の特徴は,なんといっても場所を選ばずにプレイできるということだろう。家の中はもちろん,電車の中やちょっとした休憩時間,ベッドの中でだって遊ぶことができる(寝落ちにご注意)。
 それを実現するためのシステムが盛りだくさんで,その最たるものがクエスト選択時の自動移動と,オートバトルシステムだ。要所で指示を出せば,勝手にゲームを進めてくれる便利さは,一度体験すると手放せない。「自分で遊ばずにシステムにプレイさせるのはMMORPGをプレイしていると言えるのか」という声もあるだろうが,個人的にスマホ版は,MMORPGを舞台にした育成ゲームのように感じている。ストーリーやその他のコンテンツを楽しむためにオートバトルをフル活用しているという感覚なので,実のところ前述しているほどバトルの操作性はあんまり気にならない。

さすがにスリープ状態ではゲームは進まないが,やることを指定しておけば,勝手にクエストを進めてくれる(ほとんどが「敵を何体倒せ」系なのでオートバトルで大丈夫)ので,とてもラクチン。実際,この原稿を書きながら,目の前でグルグルとキャラが頑張ってくれている
画像(032)PC版に続いてスマホ版も登場した「黒い砂漠」。2作品の特徴から,それぞれがどんなプレイヤー向けなのかを考えてみた
画像(033)PC版に続いてスマホ版も登場した「黒い砂漠」。2作品の特徴から,それぞれがどんなプレイヤー向けなのかを考えてみた

 お手軽さ以上にスマホ版でアピールしたいのが,領地運営だ。スマホ版を育成ゲームとしてみる理由の1つで,村ゲーなどが好きなプレイヤーにはたまらない要素になる。正直なところ,PC版のハウジングよりも力を注ぎたくなる“育ててあげたい感”があるのだ。発展させるために結構な量の素材が必要になりそうなので,コツコツとプレイする人にピッタリな遊びだろう。

建築物を建て,増築して領地を発展させていくことで,領地そのものの広さを拡大させることもできる。ほかのプレイヤーの領地を見学できるので,いろいろと参考にして自分だけの領地を作り上げたい
画像(034)PC版に続いてスマホ版も登場した「黒い砂漠」。2作品の特徴から,それぞれがどんなプレイヤー向けなのかを考えてみた
画像(035)PC版に続いてスマホ版も登場した「黒い砂漠」。2作品の特徴から,それぞれがどんなプレイヤー向けなのかを考えてみた

 優秀なオートバトルがあるので手軽に遊べるし,コツコツ楽しめる領地運営もある。いつでもどこでも気楽に遊びたいという人や,アクションが苦手だけどMMORPG,もしくは「黒い砂漠」を遊びたい,また育成ゲームが好きという人ならば,スマホ版をプレイしてみるといいだろう。


 

遊んで初めて分かる面白さもある。とにかく一度「黒い砂漠」を触ってみよう


 以上のように,PC版とスマホ版がどんな人に向いているかを紹介してみたが,やはり正直なところ,できれば実際にプレイし,判断してもらいたいと思っている。それというのも,プレイした感覚はもちろん,何がツボに入るかは本人しか分からないからだ。「アクション苦手だけどPC版の生活系コンテンツにハマった!」とか「スマホ版でも完璧にアクションできる!」という人だっていても不思議ではないだろう。

 ともあれ,本稿は最初のハードルに尻込みしている人に届けるための記事だ。どちらにどんな内容があるのかを確認し,自分に合うであろう「黒い砂漠」に触れる後押しになればと思う。そして,「黒い砂漠」の世界観が気に入ったなら,もう片方の“遊び”にも注目してみるのもいいだろう。

画像(025)PC版に続いてスマホ版も登場した「黒い砂漠」。2作品の特徴から,それぞれがどんなプレイヤー向けなのかを考えてみた
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画像(029)PC版に続いてスマホ版も登場した「黒い砂漠」。2作品の特徴から,それぞれがどんなプレイヤー向けなのかを考えてみた
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2019/3/28 11:59:53